ベオウルフ

ファイナルファンタジー」もそうだが、こういう映画を観ていつも思うのは、「肌のシワや毛穴まで再現された超リアルなCGキャラを作ることに何の意味があるの?」ってこと。
実写と見まがうほどリアルな外見に、モーションキャプチャーを使って役者の動きをトレースさせ、セリフも役者がアテる。
だったら初めから生身の役者を使えばいいじゃん。
で、どうしても実写では不可能な場面にはCGを使う。
それで問題ないでしょ。
ところがこの映画でもそうだけど、モーションキャプチャーを使える、つまり生身の役者が行える芝居のシーンはものすごくリアルなのに、モーションキャプチャーを使えないようなアクロバティックな動きになると、途端にCGまるだしのぎこちない動きになってしまう。
それって本末転倒なんじゃ……。
まあ、オールCGの方が安上がりで手軽に出来るっていうのなら、上の文章は撤回します。
でもこの映画を見る限り、CGキャラが俳優に取って代わるのはまだ相当先のことだなぁとオイラは思うんだけどね。